福ゐ 行介

1956年福岡市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒。
医療経営コンサルタント団体役員、大学非常勤講師在任中から作家活動に入る。
著書に近未来における社会保障制度の危機を主題とした『シロガミ』、安楽死制度の導入で将来に対する希望を失った高齢者たちが農業再生を通じて再び生きる歓びを取り戻すというフィクション小説『彩雲-続・シロガミ』(いずれも高齢者住宅新聞社刊)がある。

書籍

  • ナタリー
    福ゐ 行介
    出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
    写真家の「僕」は、アメリカ東部の小さな町でナタリーと出会い、恋に落ちる。
    二人は時を共にし、未来を語り合うが、ナタリーはメラノーマという病に倒れる。
    無保険の彼女に残された道は、日本で治療を受けること。しかし、すべてが遅すぎた――。
    「僕」はナタリーの遺灰を抱えて旅をしながら、
    不平等なアメリカの医療制度と向き合い、彼女が求めた理想を追い続ける。
    悲しみの先にある、新たな希望の軌跡とは。