松井 左千彦

1958年、秋田県横手市雄物川町出身。神奈川県横須賀市在住。
44歳にして無性に物語を創作したくなり、日々の通勤電車の中で書きはじめる。十万字の散文詩を試みた、存在の神秘と美を詠う物語「酔いどれ天使の遺書」(港の人)などの作品がある。
なお、今回の作品の題材となった成年後見制度については、2007年から2016年迄の秋学期、明治学院大学に於いて、一般公開講座の講師を務めている。

掲載記事

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書籍

  • 天空橋を渡って
    松井 左千彦
    出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
    二〇〇〇年春、東京大森に事務所をもつ彦坂一郎のもとに、白鳥和子は現れた。
    初対面の彦坂に「わたしの遺言の執行人となってほしい」と依頼する和子に
    その理由を尋ねると、「あなたの名前がとても素敵だから」と言う。
    特別な名前ではないと不思議に思う彦坂だったが――。
    和子の死後に明かされる、隠されていた戦争の悲劇と愛。
    心に響く、現代の名作。