突発性難聴は唯一薬物で治りうるもの、ステロイドの点滴を続ければ、多くは回復する。ただし、私のような高齢者には効果が期待できない。残念なことにこの時点で私は難聴者の仲間入り、健聴者との間に壁が成立した。聴覚障害者と社会との壁を少しでも改善するべく、いくつもの方法が採用され、試みられている。補聴器、人工内耳、手話、電話リレー、その他、多数の方法がある。社会では、手話講習会、サークル、サロンなどで、同…
[連載]壁
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エッセイ『壁』【第7回】柄川 順
突発性難聴はステロイドの点滴を続ければ、多くは回復する。ただし、私のような高齢者には効果が期待できず、残念なことに…
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エッセイ『壁』【第6回】柄川 順
私は80歳で運転をやめた。幸い、人身事故を起こさなくて済んだので、これをキリとして、運転を諦めた。結果として…
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エッセイ『壁』【第5回】柄川 順
日常生活は"壁"にかこまれている? 人種、性別、世代、規則。もちろん、家だって当然一つの"壁"である
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エッセイ『壁』【第4回】柄川 順
死後は誰もわからない、死はすべての壁を崩壊させ繋がりをもたらす。だから人と人はいつまでもつながっている
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エッセイ『壁』【第3回】柄川 順
誰もが壁を持っている。自分の心に関係するか、社会の在り方に由来するのか、様々である
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エッセイ『壁』【第2回】柄川 順
自由主義と共産主義との壁、社会生活における心の壁など様々な壁
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エッセイ『壁』【新連載】柄川 順
「壁」とは何か。あらゆる場面で感じる存在についての考察