【前回の記事を読む】「四の五の言ってないでスマホをよこせ!」そう詰め寄ってくる高校時代の同級生に思わず…カバンを握りしめる原田に、今村はデジカメを覗き込んで言う。「俺さ、普通に楽しい大学生活を送っていると思ってたんだけど、いつの間にか借金がものすごくなっちゃって、サラ金とかヤバいところからも借りるようになっちゃって……で、困ってたら、幽霊の吉村ってヤツ……たぶん吉村の名前を騙ったどっかのヤツだと…
[連載]奇譚空間
-
小説『奇譚空間』【第10回】八豆 うらり
「出版社に持っていけば高く売れる。5000万でお前のご両親に買ってもらってもいいよ」「よこせ!」デジカメを取り合っていたその時…
-
小説『奇譚空間』【第9回】八豆 うらり
「四の五の言ってないでスマホをよこせ!」そう詰め寄ってくる高校時代の同級生に思わず…
-
小説『奇譚空間』【第8回】八豆 うらり
「今度はお前を殺しに来る」幽霊の次なるターゲットは自分。その事実に納得できず、怒りをあらわにするも......
-
小説『奇譚空間』【第7回】八豆 うらり
人探しのはずが、待たれていた。「おまえ、俺を殺しに来たんだろ」
-
小説『奇譚空間』【第6回】八豆 うらり
幽霊からの殺人依頼の期限は10日間!回避しようと殺され役と連絡を取ろうと奮闘するが…
-
小説『奇譚空間』【第5回】八豆 うらり
「友達だって聞いたから、ちょっと安心して心を許しちゃった」という彼女の言葉に…
-
小説『奇譚空間』【第4回】八豆 うらり
彼女が久しぶりに部屋に呼んでくれたのはいいとして、最後の「あたしも話があるし」のセリフが引っかかった
-
小説『奇譚空間』【第3回】八豆 うらり
画面に映ったのはいじめで死んだ同級生。「本当に悪いと思ってるなら…」
-
小説『奇譚空間』【第2回】八豆 うらり
日増しに大きくなる黒い影。それは「なにか、しゃべっている……」
-
小説『奇譚空間』【新連載】八豆 うらり
ある日電車に見えた「黒い影」。その日からあらゆる電車に影が見えるように…