今日は午後一時過ぎに解散。サキコさんとイチヘイをいつも通りに見送ってから、ユミは九段下にあるホテルグリーンパレスに僕を連れてきた。駐車場に車を止めて入り口まで二人で歩く。「ヒロくんて、背、高いんだね」と言いながらユミは僕の腕に軽く腕を通して、「まるでカップルみたいだね」と言った。僕もそう思う、普通に見れば誰もがそう思うだろう。大きなガラス扉のエントランスからロビーを左に抜けて、カトレアというレス…
[連載]雨の中のレインボー
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小説『雨の中のレインボー』【第9回】葛城 仁
「東大合格すごいですね」と言われるが、入っただけじゃ大したことない。この話題が一番つらい。授業はさぼって図書館に入り浸り…
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小説『雨の中のレインボー』【第8回】葛城 仁
「平気なはずないでしょ…でも、三人も子どもができちゃって。一回殴られたくらいで離れるわけにはいかないんだよ」
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小説『雨の中のレインボー』【第7回】葛城 仁
「甘いよ、何もわかってないよ、あんたは」涙をながし、激しい口調で語られた"普通"への憧れ。
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小説『雨の中のレインボー』【第6回】葛城 仁
彼女は一度瞬きをし、顔を少し斜めにずらして僕の唇に唇を重ねた…
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小説『雨の中のレインボー』【第5回】葛城 仁
最難関の医学部に進める可能性はほぼゼロだということを思い知らされた日
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小説『雨の中のレインボー』【第4回】葛城 仁
「どうしてそんなに一人旅がしたいの?」という問いかけに然したる理由がないので説明をうまくできなくて…
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小説『雨の中のレインボー』【第3回】葛城 仁
あとちょっとでアルバイトが終わりという時にバイト仲間が駆け落ち!?
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小説『雨の中のレインボー』【第2回】葛城 仁
それぞれの目的で集まったアルバイト仲間達。一人旅がしたい理由を聞かれ…
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小説『雨の中のレインボー』【新連載】葛城 仁
大学一年生の夏休み、怪しげな?高賃金バイトで真っ赤な外車の女性と…