【前回の記事を読む】「実は俺、病気なんだ」知之の決死の告白に家族は肩をふるわせ涙をこぼした。一方地元の同級生は町の活性化に頭を悩ませ――聡一郎と史がレストランにいる。聡一郎が選ぶレストランは、いつも素敵で料理もワインも抜群だ。いつからか、「聡一郎さん」「史さん」と呼び合うようになっていた。「史さん、今日も素敵だね」「聡一郎さんも」「史さん、松山のご両親に会いたいんだけどどうだろう」「え? 両親に…
[連載]第二ボタンいただけますか
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小説『第二ボタンいただけますか』【最終回】福岡 富子
「俺、脊髄腫瘍なんだ。ゆくゆくは車椅子の生活になる」プロポーズのようなセッティングで、病気の告白をした。
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小説『第二ボタンいただけますか』【第11回】福岡 富子
「実は俺、病気なんだ」知之の決死の告白に家族は肩をふるわせ涙をこぼした。一方地元の同級生は町の活性化に頭を悩ませ――
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小説『第二ボタンいただけますか』【第10回】福岡 富子
やっぱり彼女をなくしたくない。彼女のマンション近くに佇み、帰りを待つ。……随分時間が過ぎ、諦めて帰ろうとしたその時!
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小説『第二ボタンいただけますか』【第9回】福岡 富子
幼馴染と久々の再会に抱き続けた感情が確かなものだと確信する。彼女が幸せになるならどんなことでもする、できる…
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小説『第二ボタンいただけますか』【第8回】福岡 富子
「今夜なあ、告るつもりで好きな人と食事をしたんだよ」と話す中学時代からの親友。その相手の女性は誰なのかと聞いたところ…
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小説『第二ボタンいただけますか』【第7回】福岡 富子
「彼氏いますか?」「いるにはいるけど…最近会えてないの」「じゃあ僕と付き合ってください」―!?彼氏の顔が頭に浮かんだが…
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小説『第二ボタンいただけますか』【第6回】福岡 富子
「なんか心配なことでもある?」と彼女に聞かれたが、脊髄腫瘍になったことをどうしても伝えることができず、嘘をついてしまった…
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小説『第二ボタンいただけますか』【第5回】福岡 富子
「なんでこの俺が?」突然自分の身に起きた不幸なできごとに打ちひしがれて…
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小説『第二ボタンいただけますか』【第4回】福岡 富子
「私に第二ボタンをもらってほしかったんだ…」中学校の同窓会で再会して知った事実に二人の距離は急速に縮まっていき…
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小説『第二ボタンいただけますか』【第3回】福岡 富子
いじらしい態度に「ずっと好きだ」という言葉を飲み込み第二ボタンを…
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小説『第二ボタンいただけますか』【第2回】福岡 富子
突然握ってきた手をそっと握り返したあの日。そして、罪悪感を知ったあの夜…
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小説『第二ボタンいただけますか』【新連載】福岡 富子
小雨で甦る遠い記憶。ほろ苦い思い出はまるで昨日のことのように鮮明で…