【前回の記事を読む】「強豪仁成学園中に、池永という名の投手がいる」…その男は、僕が手にした池永メモを引き継ぐべき男だった。宿命の出会いだった。英児のマスコミ嫌いは承知の上だったから、池永雄太のことを話せば福田記者とのやりとりも話さないといけなくなる。だから今回は、英児には情報を入れなかった。違うクラスでよかった。隠しごとをしても、こっちの顔色一つでばれてしまうのだから。坂本は谷本先生にDVDを見…
[連載]サイレントエース
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小説『サイレントエース』【最終回】湯澤 明彦
「決勝戦まで温存しているような場合ではありません」メンバーの必死の訴え。チーム全体が勝利を掴むために動く…!
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小説『サイレントエース』【第11回】湯澤 明彦
「強豪仁成学園中に、池永という名の投手がいる」…その男は、僕が手にした池永メモを引き継ぐべき男だった。宿命の出会いだった。
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小説『サイレントエース』【第10回】湯澤 明彦
1死一、三塁となって僕の出番が来た。特に力みはなく、我ながら冷静だった。観客席からは両親の声まで聞こえてきた
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小説『サイレントエース』【第9回】湯澤 明彦
キャプテンは苦労人だ。父親には持病があって、母を支えるために家業を手伝い、弟妹の面倒を見る。限られた時間で…
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小説『サイレントエース』【第8回】湯澤 明彦
記者から譲り受けた「池永メモ」。この瞬間から手話と学校の勉強、野球部の練習に全力投球!
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小説『サイレントエース』【第7回】湯澤 明彦
「俺はもうだめだ。せめてこのメモを…」プロ野球選手を夢見ながらすい臓がんで亡くなった親友は、僕にノートを託して…
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小説『サイレントエース』【第6回】湯澤 明彦
チームは強くなっていたものの、しかし僕は徐々に自分に不満を感じ始めていた…
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小説『サイレントエース』【第5回】湯澤 明彦
モデルのような美しい花笑さんから声をかけられたのに、顔が真っ赤になって何も言えず…
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小説『サイレントエース』【第4回】湯澤 明彦
「すげえ。本物だ」耳の聞こえない剛腕投手「英児」の存在は瞬く間に学校中の噂に!
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小説『サイレントエース』【第3回】湯澤 明彦
出会いは聾学校の練習試合。エース・英児の打撃は軽く外野のネットを超えていき…
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小説『サイレントエース』【第2回】湯澤 明彦
何ら健康に問題がなく生まれてきた赤ん坊は、泣き声を一切発することがなかったのだ
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小説『サイレントエース』【新連載】湯澤 明彦
ここで勝てば、甲子園出場。ピッチャーは…「サイレントエース」。