海賊は笑いながら自分達の剣を抜き、三人の内の一人の海賊がチナンに向かって行くと、あっさりとチナンに首を切られ倒れる。残った二人の海賊は顔を見合わせ、肩に背負っていた意識のないアッカトを地面に降ろし、眼つきを変え、構えを替えた。「ラ・エンカ走れ!」チナンは、そう指示を出した。その直後、海賊の二人は同時にチナンに向かって行く、チナンは防御と攻撃を繰り返し、一人に胴体に深手の傷を負わせ倒すが、もう一人…
[連載]雲海のエガミ
-
小説『雲海のエガミ』【最終回】こた
「その子を置いていけ」彼女は這いながら叫んだが、海賊は既に見えなくなっていた。やがて彼女は腕の中で動かなくなり…
-
小説『雲海のエガミ』【第20回】こた
倒れている老人を助けたところ、「優しくしてくれたお礼に…」とあるものを渡され、そのあと老人は息を引き取った
-
小説『雲海のエガミ』【第19回】こた
クジラ軍艦が停泊している港広場に集められた国民。大海賊シーバスは軍艦の高台の柱に縛られ…
-
小説『雲海のエガミ』【第18回】こた
「だから俺達は、君を捜したんだ。」牢屋に入れられて死にそうになっていた俺達は、ある男に助けられ、自由になったのだが…
-
小説『雲海のエガミ』【第17回】こた
人気のない森のログハウスに住む少女は小説「雲海のエガミ」の作者であった… 彼女は一言も発しなかった
-
小説『雲海のエガミ』【第16回】こた
広大な雲海の海に大小様々な島々が浮かぶ「エガミ」中でも大きな島の三国は争っていて…
-
小説『雲海のエガミ』【第15回】こた
「国民が全滅し国が滅ぶぞ!」激怒する王に男は…「貴方は用済みです」
-
小説『雲海のエガミ』【第14回】こた
頭の中の記憶から兄の行方を幻視してもらうと霧に覆われた…
-
小説『雲海のエガミ』【第13回】こた
『みんな帰ろう』と響き渡る歌声。その響きは全ての者達の動きを止めた
-
小説『雲海のエガミ』【第12回】こた
イムフラ勢全滅の危機!?野生の植物「カー」が集結して猛攻撃を仕掛けてくる!!
-
小説『雲海のエガミ』【第11回】こた
轟音が響き、部屋の外に煙が…。煙が晴れてきて、気づくと機関銃が向けられていた
-
小説『雲海のエガミ』【第10回】こた
「ここにあったのか…エデンの花…」幻と呼ばれる花がみつかった!
-
小説『雲海のエガミ』【第9回】こた
教会に突如現れた巨体を持つ植物の化物
-
小説『雲海のエガミ』【第8回】こた
【小説】行方不明となった彼の部屋にあった「とんでもない資料」
-
小説『雲海のエガミ』【第7回】こた
「まさか…、僕が?」背の高い男の頭部めがけ、蹴りをくらわした!?
-
小説『雲海のエガミ』【第6回】こた
異様な雰囲気を放つ軍艦…魚船零族狩りに周囲を囲まれて…
-
小説『雲海のエガミ』【第5回】こた
「舵から手を放して!」突然暴れだす漁船に少女が取った行動とは?
-
小説『雲海のエガミ』【第4回】こた
顔は動物、身体は人間の姿をした動物たちが話しかけてきて…「そんなに心配しないでくれ」
-
小説『雲海のエガミ』【第3回】こた
【小説】一度も話したことのない美少女に、突然挨拶をされて…!?
-
小説『雲海のエガミ』【第2回】こた
【小説】悪夢から目覚めた少年の近くに落ちていたのは「白紙の本」
- 1
- 2