二〇〇七年秋設立する社会人クラブはプロではない。また企業の運営による社会人チームでもない。しかし、愛知県ラグビーフットボール協会に所属する正式な社会人クラブチームだ。皆真剣だった。皆本気でもう一度、ラグビーをしようと思っていた。俺たち不惑の誓いだった。九月下旬の休日俺はいつものように居間のソファーで寝ていた(ここがどの家庭でもおやじの居場所だ)。掃除機の音が近づいてきた。「お父さん。明日は大丈夫…
[連載]ノーサイドの笛はまだ聞こえない 約束のスクラム
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「忘れものを取りにいこう。」長女の姿に勇気をもらった父親の決意
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小説『ノーサイドの笛はまだ聞こえない 約束のスクラム』【第9回】相木 英人
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小説『ノーサイドの笛はまだ聞こえない 約束のスクラム』【第8回】相木 英人
【小説】ラグビー試合開始前…グラウンドを訪れた男が目を疑ったワケ
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小説『ノーサイドの笛はまだ聞こえない 約束のスクラム』【第7回】相木 英人
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小説『ノーサイドの笛はまだ聞こえない 約束のスクラム』【第6回】相木 英人
36年の歴史に幕。しんみりとした閉校式…のはずが!? 周囲騒然のとんでもない事件勃発!
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小説『ノーサイドの笛はまだ聞こえない 約束のスクラム』【第5回】相木 英人
「今日で最後。」もう二度と踏めないグラウンドで本気の試合
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小説『ノーサイドの笛はまだ聞こえない 約束のスクラム』【第4回】相木 英人
待ち望んだ記念試合!グラウンドにいたのは「かつての鬼コーチ」
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小説『ノーサイドの笛はまだ聞こえない 約束のスクラム』【第3回】相木 英人
元ラグビー部の中年男たち。モットーは「楽しく無理せず、ケガをせず」
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小説『ノーサイドの笛はまだ聞こえない 約束のスクラム』【第2回】相木 英人
【小説】田園の中にたたずむ校舎…かつてのチームメイトたちとの再会に歓喜
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小説『ノーサイドの笛はまだ聞こえない 約束のスクラム』【新連載】相木 英人
【小説】仕事中に突然親友からの電話「知っとるか?」伝えられた衝撃の事実