続々とフロアに人々が集まってくる。年齢条件をクリアしていれば、ドリンクもアルコールが入ったものを頼めるものだが、スグル達のバンド『Boketto』の年齢は、まだまだ18~19歳。ライヴをする前に、各々が、各々のなかで、気分が上がるドリンクを頼んだ。こういうちょっとしたことに、面白味が隠されているものだから、きっと、その意志や想いを込めれば込めるほど、些細なことは、その姿や形を止揚(アウフヘーベン…
[連載]いつもあの子は踊っている
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小説『いつもあの子は踊っている』【最終回】アミュースケール
初のライブハウスでの演奏!緊張をあらわにするVo.の青年だが…?
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小説『いつもあの子は踊っている』【第9回】アミュースケール
気になる相手に告白を決意「愛とは…そのメロディーを震わせて、一点の曇りもなく輝かせることなんだ!」
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小説『いつもあの子は踊っている』【第8回】アミュースケール
【小説】自作の曲をバンドメンバーと練習、ボーカルは自分!
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小説『いつもあの子は踊っている』【第7回】アミュースケール
なかなかいない…?「お金持ちを探す」よりはるかに難しいこと
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小説『いつもあの子は踊っている』【第6回】アミュースケール
ライブの「バイブス」 この世界全体に流れている命のような、忘れられないあの一体感を
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小説『いつもあの子は踊っている』【第5回】アミュースケール
スランプで曲が書けない…「出過ぎた杭になることも天才がやることだ」
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小説『いつもあの子は踊っている』【第4回】アミュースケール
哲学青年の自問自答「この月も、どこかに帰っているのかもしれない」
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小説『いつもあの子は踊っている』【第3回】アミュースケール
「ダンスはね、形通り踊ることだけがダンスではないんだから」
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小説『いつもあの子は踊っている』【第2回】アミュースケール
あの子がいる...それは「もったいないほどの事実」だった
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小説『いつもあの子は踊っている』【新連載】アミュースケール
【小説】「なぜ、生物を殺さなければ生きていけないのか」ある大学生の苦悩