青鬼「何かの縁で折角お前と会ったのだから、お前にもう二つ忠告しておこう。日本という国は、島国だから美しい国でもある。しかし天災も多い。津波や地震は昔から幾度となくあった。よく『天災は忘れた頃にやってくる』とお前達自身が言っている通り、もう十年も前だったと思う。大地震と共に大津波が大変な被害を出した。そしてその時、原発事故が起きて、未だに修理中だし風評被害も出ている。住民がどんなに苦しんでいるか…
[連載]地獄・極楽列車 私と青鬼
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小説『地獄・極楽列車 私と青鬼』【第10回】永谷 宗次
「発言し運動するんだ」…心優しい青鬼が憂う、地球の未来
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小説『地獄・極楽列車 私と青鬼』【第9回】永谷 宗次
「お前達人類の責任だ!」…心優しい青鬼からのメッセージ
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小説『地獄・極楽列車 私と青鬼』【第8回】永谷 宗次
心優しい青鬼が思う…「人間にとって一番大切なこと」とは?
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小説『地獄・極楽列車 私と青鬼』【第7回】永谷 宗次
「人間界のため…」いつもは厳しい青鬼の車掌、心優しい胸の内
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小説『地獄・極楽列車 私と青鬼』【第6回】永谷 宗次
地獄三丁目、三途の川を目指す罪人…次は一番厳しい地獄へ
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小説『地獄・極楽列車 私と青鬼』【第5回】永谷 宗次
「確かに昔はワルだったけど…」青鬼が語った衝撃の事実
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小説『地獄・極楽列車 私と青鬼』【第4回】永谷 宗次
罪深き人間は、山の麓までのそば道を素足で歩き続ける
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小説『地獄・極楽列車 私と青鬼』【第3回】永谷 宗次
「罪の深さをかみしめろ!」優しい青鬼の車掌が突然声を荒げ…
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小説『地獄・極楽列車 私と青鬼』【第2回】永谷 宗次
青鬼の車掌が告げた私の境遇…「地獄・極楽列車」に揺られて
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小説『地獄・極楽列車 私と青鬼』【新連載】永谷 宗次
ある夏の日。目を覚ました私の前には「地獄・極楽列車」が…?