【前回の記事を読む】「凡夫とはわれわれのことやな」司馬遼太郎が心に残した芦名先生の教えとは? たった二編の随筆に残されたある教師の姿司馬さんが上宮中学校に入学した前後の芦名先生のことを知る格好の記録があります。前章に書いた「先生自宅訪問記」です。普通、八十年以上も前に市井に生きた一人の僧侶兼教師の人生の詳細がわかることは滅多にないと思いますが、芦名先生の場合は、この「先生自宅訪問記」によって先生…
[連載]司馬遼太郎 啐啄の記
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評論『司馬遼太郎 啐啄の記』【第7回】辻本 康夫
妻、娘、そして両親の死。当時芦名先生は悲劇の只中にいた。しかしだからこそ「凡夫」の授業は司馬遼太郎に感銘を与えたのだ
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評論『司馬遼太郎 啐啄の記』【第6回】辻本 康夫
「凡夫とはわれわれのことやな」司馬遼太郎が心に残した芦名先生の教えとは? たった二編の随筆に残されたある教師の姿
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評論『司馬遼太郎 啐啄の記』【第5回】辻本 康夫
【司馬遼太郎の謎】母について一言も話さないのと同じように、『芦名先生』についても意識的にふれていない。もしこの謎が解ければ…
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評論『司馬遼太郎 啐啄の記』【第4回】辻本 康夫
【司馬遼太郎と読書】司馬遼太郎の速読術の源は、対立した教師? 二人の関係を読み解くと見えるきっかけ―
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評論『司馬遼太郎 啐啄の記』【第3回】辻本 康夫
【司馬遼太郎】中学英語教師が残した、一生消えない大きな心の傷…? 授業妨害と勘違いされ、激怒されたが謝らず…
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評論『司馬遼太郎 啐啄の記』【第2回】辻本 康夫
司馬遼太郎の人生を紐解く。小説家としての背骨を作った、御蔵跡図書館。
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評論『司馬遼太郎 啐啄の記』【新連載】辻本 康夫
司馬遼太郎の生誕100年。現存最古の作文を発見した著者が、彼の人生と美学を紐解く。