前もって日本で航空運賃(一人往復二一万円)とジャーマンレールパス(ドイツ国鉄十日間乗り放題で二人分四万七〇〇〇円)、ホテル代(二人分ブレーメン八〇〇〇円、ハンブルク二万四〇〇〇円)を前払いしておいた。八月十日中部国際空港を発ち、直行で着いたフランクフルト空港は前章で述べたように迷路の空港で三十分くらいうろうろして、やっと国内便に乗り継ぎブレーメンに着いたのは午後五時二十五分だった。ホテルは中央駅…
新着記事一覧
-
評論『21世紀の驚くべき海外旅行Ⅱ』【第16回】藤間 敏雄
暗く寂しいバルト海。寂寥感漂う夏の北ドイツを巡る
-
エッセイ『ピカ・ドン(原爆落下)とマリリン・モンローを見た少年M』【第10回】今子 正義
「75年間は草も生えない」広島の爆心地が受けた壊滅的な被害
-
評論『市井の片隅で』【第3回】佐古 幸男
病院が変わるたび病名も変化…原因不明の病に苦しむ姪の運命は
-
エッセイ『ヨーロッパ歴史訪問記』【第13回】村野 憲政
ゴッホがコレクションされた美術館…アムステルダムを巡る旅
-
エッセイ『非読書家のための読書論』【第21回】小鷹 昌明
格好つけるために読む本もある!「読書好きおっさん」のススメ
-
小説『フィレンツェの指輪』【第29回】今村 五月
【小説】「辛党なのか?甘党なのか?」お腹に向かって聴く。
-
エッセイ『健康長寿の道を歩んで』【第16回】小澤 利男
病名を告げられた日に死亡…心筋梗塞よりも恐ろしい病とは?
-
小説『マルト神群』【第22回】長谷川 敬二
「今までの映画は出来レース」インドの深みを実感した最高傑作
-
小説『サンパギータの残り香』【第26回】栗文 雄田
フィリピンの税関「わざとゆっくり荷物検査」の理由に衝撃
-
俳句・短歌『短歌集 蒼龍の如く』【第51回】泉 朝雄
短歌集「蒼龍の如く」より三首
-
小説『祥月命日』【第5回】深江 允
水害を見越し…藩民を餓死から救った敏腕、浦紗屋太一という男
-
エッセイ『新地球論―新宇宙論―新神論』【第24回】新井 満次
感情だけが残り眠る?私たちが死んだとき、魂はどこへ行くのか
-
小説『ミレニアムの黄昏』【第31回】生田 仁真
二人の感情の高まりが相呼応して情熱的にセックスを望みあった時があったとは思うが、今となっては…
-
小説『少年と天使たちⅢ』【第6回】Nana F.muzaka(ナナ・エフ・ムザカ),山川 晃子
自分以外には見えない…池に意識不明で浮く女児を救えるか
-
エッセイ『歴史巡礼』【第37回】尾木 公
多くの者が犠牲になり…戊辰戦争後も続く悲劇、驚愕の真実
-
小説『スノードロップの花束』【新連載】
「至急、一緒に副社長室に行ってくれ」総務課長の気苦労とは?
-
エッセイ『新地球論―新宇宙論―新神論』【第23回】新井 満次
神はどこにいて、何をしているのか?知られざるその重要な役目
-
実用『目からウロコのSEO対策「真」常識』【第4回】柏崎 剛
コインランドリーを検索すると…Googleの物凄いユーザー分析
-
小説『フィレンツェの指輪』【第28回】今村 五月
【小説】出産を控えた妻のため「いいものを…」夫が決めた覚悟
-
健康・暮らし・子育て『知って納得! 薬のおはなし』【第37回】足立 博一
効き目が正反対の薬を併用処方されたら…?薬剤師が詳しく解説