俳句・短歌 句集 2022.01.26 句集「八ヶ岳南麓」より三句 句集 八ヶ岳南麓 【第47回】 浅川 健一 八ヶ岳の麓で暮らす医師の、四季折々の俳句集 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 暮れぎはの空の群青どんど焼 朝市を一巡したる頬被 冬草やぽつかりと開く住居跡
小説 『愛され未亡人の、湯けむり恋物語』 【新連載】 月川 みのり “ある条件”さえのめば、月給32万円のハロワ求人…娘に見せると震える声で「月に1度は必ず帰ってこれるんだよね?」と… 洗濯物を取り込みながら、栗原よし子はため息をついた。3月の風はまだ冷たい。ベランダから見える団地の桜は、まだ固い蕾のままだ。3年前、夫の正志が膵臓がんで逝ったあの春も、こんな風が吹いていた気がする。あれから季節は3度巡り、よし子は48歳になった。白髪が増えた。目尻の皺も深くなった。鏡を見るたびに、自分が老けていくのが分かる。それでも構わなかった。見てくれを気にする相手など、もういないのだから。テ…
小説 『おごそかな挨拶』 【第7回】 松本 君男 会社に停まっていた“白の高級車”が破壊された…「ガラスはめちゃくちゃ、ボンネットはボコボコ。しかも車内には……」 【前回の記事を読む】ボーナス査定 1次考課──Eマイナス。「……は?」5つの査定項目を見て、その理由がはっきりと分かった。「黒沼の周辺には鉄パイプやスパナ、ドライバー、ナイフなど凶器になるようなものは置かないように言われていました」「穏やかではないですね」「はい、だから不気味で……」「確かに不気味ですね」「坂下さんはいつも心配していました。だから工具箱も電気炉のほうに移動したのです」「坂下さんに…