裾原に光遠ぞき夕深し 智異の連峯はいまだも照れるに

 
 

目の下にいまだも残る裾明り 遠き瀬立ちゆ霧は寄せきぬ

 
 

ゆたゆたと重みをもちて寄せて来る 霧足白し草生くさふ明りに