【恋愛コンサルタント山本香織さん】

川崎 今回の対談は山本さんです。さっそくですが、山本さんがナルコレプシーと発覚したのは、社会人になってからなんですよね。学生のうちに発症していても、発見・診断が遅れる方は多くいますからね。今回はそこらへんの話から聞けたらと思います。

山本 よろしくお願いします。川崎山本さんは病気だと分かるのが社会人って、それまではどんな生活だったんですか?かなり大変だったのでは?

山本 ホント思い返すと大変でしたね。おそらく中学一年生頃に発症していたんですが、診断がついたのは、社会人二年目の二月(二十六歳)なんです。病気と分かる前は、仕事中にほぼ毎日眠気があって、気分が悪くなっていました。だけど、その眠気の原因が病気であるという認識がなく、いろんな病院を転々として、苦しかったですね。

川崎 いや、そうですよね。体調面でも絶対きついですよね。やっぱり学生時代と社会人で環境も周囲の対応も違いますよね?

山本 はい、全然違いますよ。でも、学生時代は授業中に寝ていても、周りで寝ている人もいたし、あとでノートを見せてもらったらどうにかなったので。自分が眠気の病気を持っているなんて気がつかなかったです。

川崎 確かに学生時代は周りにいますもんね、いつも寝ている人。それに勉強でついていけてたら、意外と気にしないですよ。

山本 授業中にたまに先生に起こされたりもしたけど、特に困ることはなかった。思い返してみると、部活はテニスをしていたんですが、審判台に上って審判をしていた時、眠気で記憶が飛んで、周りの空気を読んでジャッジしたなんてことはありましたね。