まとめます。お手伝いを小さい頃からしていると、(1)創意工夫力、(2)段取り力、(3)人への感謝力。
この三つの力が身に付きます。全て仕事をする上で大変重要な能力です。
「子どもがなかなかお手伝いをしてくれないんです」
という声もよく聞きますが、やる気を出させる工夫をちょっとしてみましょう。
(六歳ぐらいまで)
まずは簡単なお手伝いから。何かを運ぶだけでもOK。
うちでは[すごいぞカード][がんばったねカード]を作って、スタンプがたまったら感謝状とご褒美を渡していました。目標ができるので、子どもたちははりきってやってくれました。
(七歳ぐらいから)
「これ、手伝ってくれたら将来お仕事でめっちゃ役立つで」
「一人暮らしになったときに困らへんで」
「自分でおいしいものを作れたらいつでも食べれるで」
などと具体的に[お手伝いしてくれたら良いコトあるよ]説を説きましょう。また、親が楽しんで家事をしている姿を見せるのも効果的です。
うちでは子どもにお金を多めに渡し、
「どんなおかずでもいいからこれで材料を買って料理を作っておいてね。余ったお金は全部上げる」
と言うと、安い材料で工夫しておいしいおかずを作ってくれました。
できる限り、子どもが楽しんでできる工夫をして、決して無理強いしないことが大事です。子どもにとっては苦手なお手伝いもあると思うので、そこは他の家族に分担してもらい、得意なお手伝いを選んでお願いしてみましょう。