エッセイ 『親子すごろく』 【第3回】 朝丘 大介 認知症の母は、愛犬を玄関のドアノブにつないだことを忘れ、テレビに夢中になっていた。その間に愛犬の首には… 【前回の記事を読む】父は肺がん、母は認知症。2人を介護する僕には脳の障がいがあって、医師からは就職はまだ早いと言われている。そんな小説も以前飼っていた犬が死んでから書けなくなった。ほんの二か月前まではミルティという大人しいシェルティーがいたが、ミルティは死んだ。それも腑(ふ)に落ちない死にかたで。月に一度、東京の医大病院へ通院する日だった。ミルティを母に預けて病院へ行った。父はがん研に入院してい…
小説 『愛しき女性たちへ[注目連載ピックアップ]』 【最終回】 白金 かおる 大人のデート毎に5万円。裕福で紳士な年配男性だったのに、あることがきっかけで束縛してくるようになり、やがて… 【前回の記事を読む】アプリで出会った女性と初めて身体を合わせたものの、最初のデートの時とは打って変わって、彼女のノリは悪く…同法では不特定の相手と性交することを売春と言っており、特定の人の場合は対価をもらっても売春にはならず、十八歳以上の相手であればお金を支払っても逮捕されることは無い。愛人や恋人に金銭を渡しても罪にはならないのと同じ事だ。つまり、個人的に付き合ってセックスをし、金銭の授受があっ…