窓際の若葉かげさす湯にひたり 病ひ耐へ来しすぎこし思ふ

 
 

湯に馴れぬ体いたわりひたひたと まづ手足より湯をかけ始む

 
 

湯浴みしてほてり清しも遠雲の 夕かげ染みし明るさを見つ

※本記事は、2021年5月刊行の書籍『短歌集 蒼龍の如く』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。