自習から通信教育へ

資格試験学習のポイントは、効率の良い綿密に計画された学習スケジュールである。無計画に学習することは、疲れるだけだ。高い頂上を一気に目指すより、若干低い目標を持って、ルートを確認しながら、遅くとも着実に進む方法が最適である。

毎日、曖昧なスケジュール表に沿って学習を行うが、疲れるばかりで全く達成感がない。学習を始めると、昨日学んだことを忘れている。学習内容によれば数週間前に学習した条文を再度引っ張り出して、前の条文を思い出しながら並行して新たな課題に取り組まなければならない。購入したテキストは、そのように編集されていない。その場合はテキストに付箋を貼って対応していたため、付箋だらけで、テキストを見るだけで学習意欲をなくしてしまう。

当初は、気力も充実しており、気にならなかったが、学習が進むにつれてテキストがボロボロになり何度も戦意喪失した。そんな不安を感じたため、テキストも新鮮で、学習していることに満足感を感じる良い方向はないか考えた。

その方法が、通信教育だった。通信教育は、期間を区切って学習でき、その都度、わからない個所は質問できるため、今までの不安が解消できた。定期的に新しいテキストが送られ、重要な個所、そんなに深読みして理解しなくてもよい個所、参考個所が、それが色分けされており、時間の配分が容易にできた。