俳句・短歌 四季 2021.09.16 歌集「漣の夢」より3首 歌集 漣の夢 【第71回】 上條 草雨 中国江蘇省・無錫に留学し、その地の美麗さに心奪われた著者が詠み続けた、珠玉の短歌二一〇〇首と三九首の漢語短歌を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 深緑を夕陽が赤く染めた後 乙女等おとめらの影照らしてる月 日々毎に張りが出て来て紫陽花あじさいの 盛り極めて美しく成る ビール飲み鯖さばの塩焼き居酒屋の 深酔ふかよいをして帰宅する哉
小説 『愛され未亡人の、湯けむり恋物語』 【第5回】 月川 みのり 目を閉じると、柔らかくて温かいキス…膝が折れそうになった私を彼が支えてくれて「ずっと、こうしたかった」と囁かれ… 【前回記事を読む】あの夜から3日、触れられた温もりがまだ消えない…意識して目も合わせられないけど、実は彼の“サイン”に気づいていた常連客の一件をきっかけに、よし子は1冊のノートを作った。100円ショップで買った大学ノート。表紙に「お客様帳」と書いた。ページごとにお客様の名前、好み、苦手なもの、前回の会話の内容、お子さんやお孫さんの話。気づいたことは何でも記録した。節子が覗き込んで「何それ」と言っ…
小説 『背徳と熟愛のはざまで』 【第6回】 水沢 むつき 触り方が変わってからは、指1本で支配された。何度も奉仕され、「もういい」と言っても、彼は止まらなくて… 【前回の記事を読む】お風呂上りに優しく体を拭いてくれた彼。下着はいいよと言われて、素肌にバスローブを。大きなベッドにエスコートされ…僕は離婚してから、自分だけの生活を始めた。離婚したての頃は寂しさもあり、マッチングアプリを使って、恋人を作った時期もあった。恋人といる時間は満たされていた。〝結婚生活の中ではなかった、幸せな時間〟ただ、この頃から、その彼女には言わずに女風の仕事を始めていた。そうなる…