心よく小雨降る
はあまたづみ石打つ音と交々
こもごも
聞ゆ

 

立ち上り
あか
り背にせば硝子戸の吾が影透きて星は輝やく

 

朝雲の棚引く沖の岩小島潮に煙りて定かならずも