傷つける獣の如く荒みたる吾の心を哀れむ時あり

 

山脈
やまなみ

なり
さまざまに起き伏してはたてに白く海が光れる

 

山径に歩みとどめて汗ぬぐふ松の花粉が風に吹かるる