梅雨晴れの光明るし風吹きてポプラ若葉の照りひるがへる

 

待避せる貨物列車の静かにて官舎に時折り水を汲む音

 

梢より射しくる日差しは窓近き木の下葉まで透きとはらせり

※本記事は、2021年5月刊行の書籍『短歌集 蒼龍の如く』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。