桜巡りクルーズ

夫の母が上京して我家に二、三日滞在、東京の桜の名所を一緒に見物して来ました。

義母は、前は非常にフットワークの軽い人で、都内の美術館や博物館には私などより余程詳しいのですが、傘寿を超えて足腰が次第に弱って来ました。

なので、駅の構内の移動や電車の乗り換えがなるべくないようにと、バスツアーを希望。義妹も参加し、私もはとバスツアー初体験!

十時五十分に東京駅に集合、そこからあの黄色いバスで門前仲町に。北斎という名前の屋形船に乗り、隅田川を浅草まで上り、二時間半かけて帰るコース。

豪華な昼食が売りということで、前菜、刺身に始まって、キス、メゴチ、イカ、エビ、アナゴなど、次々に揚げたての天ぷらが。

そして、深川丼、デザート、コーヒーと。

船内は六人ずつの掘り炬燵スタイルになっており、一〇〇人程入って満員御礼。

昨日は非常にお天気がよく、隅田川の両側は桜が満開。浅草、スカイツリーの辺りでは、屋上デッキに出て写真撮影を。

そこからまた門前仲町まで帰り、バスでお堀端を通って靖国神社へ。

靖国神社と千鳥ヶ淵は、義母も私も今までどれだけ行ったのか分からない位なのですが、はとバスの解説付きで運ばれるのは初めて。

これは(写真1)靖国神社の中の、東京の桜開花の目安に使われる標本木。

こちらに五~六輪以上の花が開いた状態で、気象庁が開花宣言をするのだそうです。

一人で勝手に行く分には、これが標本木とは気がつきませんでした。

千鳥ヶ淵のこの写真(写真2)だけ見たらとても優雅ですが、画面のこちら側は押し合いへし合い、満員電車状態。

義母の体調と相談しながら、ゆっくり散歩しました。

そこからまた東京駅までバスで戻って解散となりました。

今回、桜巡りの一日バスツアーの中から、幾つかリストアップして義母に選んで貰いました。

自分で地下鉄などで廻るのに比べたらややお高目になりますが、高齢者など移動が難しい人には、確かに楽に廻ることができて効率的です。

(写真1)標本木
隅田川
(写真2)千鳥ヶ淵( 2018.3.28 )