例えば、商品を作る動作が一番速い人に比べて5秒遅かった場合。切る・焼く・盛り付けるなど作業を分解してみます。そして、この中で遅れている工程を探します。
例えば、切ると焼くは同じ時間でできていて、盛り付けができていないとします。これを再分解して、野菜を取る・肉を取る・ご飯を盛るのどの作業で遅れをとっているのか、真因にたどり着くまで深掘りし続けます。
この深掘りは、手の角度や膝の使い方など分解できないところまで行います。こうした分析思考はオペレーションに限ったことではなく、売り上げが落ち込んだ時や自分自身がうまくいかない時など何を行うにも応用可能で、これから数字を扱ううえで思考を鍛える役割も持っていると感じました。
ちなみに、次のオペレーション試験の結果は100人中5位でした。
「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただ一つの道だ」
私も野球をやっていましたので野球に例えますと、毎日100本の素振りを365日続けると1年で3万6000本ものバットを振ることができます。
毎日コツコツと行うことは決して簡単で楽しいものではありませんが、時間の投資をして努力し続けることで、何十年か後に自分の成長を実感できると思います。
私は、毎日小さいことでも何でもよいので1日一つのチャレンジを行っています。小さな成功、もしくは失敗を繰り返すことで経験を積もうと考えているのです。チャレンジすることは何でもよいです。
例えば「新しく知った用語を辞書で調べて覚えてみる」「流行っているYouTubeチャンネルを一つ見て流行っている理由を考察してみる」といった頭を使うことや「今日は誰よりも早く会議で手を挙げてみる」「通勤はいつもと違う道を通る」といったささいな行動など、いろんなチャレンジがあります。
人生の大きなターニングポイントがいつ来るかは分かりません。でも、大きなチャンスを前にして成果を出すには日々の準備が大切です。
その時に自信を持って力が発揮できるかできないかの差は、それまでの積み重ねの差ではないでしょうか。