俳句・短歌 四季 2021.06.18 歌集「漣の夢」より3首 歌集 漣の夢 【第58回】 上條 草雨 中国江蘇省・無錫に留学し、その地の美麗さに心奪われた著者が詠み続けた、珠玉の短歌二一〇〇首と三九首の漢語短歌を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 晴れ間射し気温は夏日に上がるけど 風は清涼薄雲の保護 温み有る清すがしい風と霞かすみ空 ピュアな心が噴ふき出して来る 生活の周囲環境緑化され 日々に新鮮空気美味おいしい
エッセイ 『心に秘めたオパールは虹色の輝き』 【第14回】 丸山 珠輝 「出来損ないの死に損ない」——母から吐き捨てられた言葉は私の心に突き刺さった。いつしか私は自死を考えるようになり… 【前回の記事を読む】生まれてきた赤ちゃんの泣き声は、蚊の鳴くようなか細い声だった。——その後、寝たきりの状態で6年がたち…珠輝には何故かそんな祖父の態度が子供心に引っかかった。珠輝の家ではこの頃から金銭を巡って朝食時の夫婦喧嘩が日課となった。これには父にも大いに責任があるだろう。いくら客商売とはいえ、昼近くに家を出て夜中近くに帰ってくる。その実稼ぎは少なく祖母たちによりかかるような生活態度だった…
小説 『時空の溶解』 【第2回】 相川 一彦 巨大津波が町を襲ったあの日、なぜ彼女は海岸に行ったのか――20年前に死んだ彼女の真実を求めて乗り込んだ先は… 【前回の記事を読む】「彼女が死ぬ直前にね。見届けたいこともある」あらゆる時代や場所を体感できるVR機械で、もう一度彼女に会いに行く。今回の旅は愛子の不幸を食い止める旅ではない。その不幸に至る理由を探る旅だ。「最後に、何かご質問は?」「お願いしていたあれですが。持ち込みは?」「ご心配なく。あちらの世界へ行けばどこかに置かれているはずです」ハイクラスでは、クライアントから要望があれば何点かのアイテム…