自分はどこに位置するのか?
「友だち」のことがわかってきたら、次は自分のことを考えるフェーズに入ります。まずは「自分の位置」から決めることになるでしょうか。
ここでいう自分の位置とは、自社の商品のポジショニングです。例えば、「高額で長持ちする商品なのか?」、「高額でサービス力が高い商品なのか?」というように、他社と比較することなく自社の価値観と価値を評価してマッピングするのです。
X軸に価格、Y軸にサービスと規定して、そのマップの空白の部分に自分の位置を決めてビジネスを展開します。言い換えれば、他社の類似商品や類似販売方法の似たような価格帯に「自社の商品やサービスを位置させない」ということです。
要するに、誰かと比べるのではなく、誰もそこに参入しておらず価値観の合う部分で友だちの求める価値観やサービスを提供するのです。もしくは、友だち自体予想できなかった新しい価値を提供するということになります。
希少価値を高める戦略はこれからの小さな会社になくてはならない戦略となるでしょう。人口統計やその推移を眺め、世界情勢を考えれば当然のことです。