架け橋と ならん幼を 残し来ぬ 若葉輝く ブレーメンの社に
三時間の 慶事のために 三ヵ月 密度濃き日々 費やしたりき
一万枚の 賀状出しし 若き頃 東京駅前の 事務所 なつかし
50年近く弁護士として活動した著者の急がず、惑わず、実直に生きた78年間の人生が詰まった短編集。
先行きの見えない不況や震災などで何かと暗い話題が多く、希望や生きる活力が見いだしにくい世の中にあって、生きることの素晴らしさ、日々の美しさをもう一度気付かせてくれる短歌集を連載でお届けします。
架け橋と ならん幼を 残し来ぬ 若葉輝く ブレーメンの社に
三時間の 慶事のために 三ヵ月 密度濃き日々 費やしたりき
一万枚の 賀状出しし 若き頃 東京駅前の 事務所 なつかし