少年は 木霊呼びつつ 炭焼を 手伝いしこと有り それは吾なり
りんごの歌 聞くたびうかぶ りんご箱 我が若き日の 勉強机
青空に 若き日の夢 凝結し 我が魂は 有機と化す
※本記事は、2012年6月刊行の書籍『日々、燦々と』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。
日々、燦々と【第20回】
50年近く弁護士として活動した著者の急がず、惑わず、実直に生きた78年間の人生が詰まった短編集。
先行きの見えない不況や震災などで何かと暗い話題が多く、希望や生きる活力が見いだしにくい世の中にあって、生きることの素晴らしさ、日々の美しさをもう一度気付かせてくれる短歌集を連載でお届けします。
少年は 木霊呼びつつ 炭焼を 手伝いしこと有り それは吾なり
りんごの歌 聞くたびうかぶ りんご箱 我が若き日の 勉強机
青空に 若き日の夢 凝結し 我が魂は 有機と化す