大英帝国の発展の原動力の1つが未知の世界への探検の精神でした。ですからイギリスでは今でも「探検」を口先だけでなく尊重し奨励する精神が息付いています。翻って日本では、親は子供の、学校は生徒の、企業は社員の、政府は国民の探検や冒険への精神を「身勝手な迷惑行為」「心配させる恩知らずな行為」「禁止すべき危険行為」として抑制する傾向が強いように見えます。管理責任などという言い方もありますが、この「管理」はマネジメントではなくマネジメントの放棄です。
ビジネスにおいても、スポーツにおいてもチャレンジとアドベンチャーを支援し、成功を祝いあう社会と文化を育てることが、一人ひとりの実り豊かな人生と、明日の日本を築いていくことになるのだと私は確信しています。
図6:マインドのチェンジ