俳句・短歌 短歌 自由律 2021.03.20 句集「愛のままで咲く」より三句 愛のままで咲く 【第34回】 馬場 美那子 “こぼれる愛 からめた指の すき間から” 十七音に込められた、愛と感謝の川柳句集 母へ、恋しい君へ、愛犬へ、かけがえのない日常へ。やさしく、時に激しい愛の詩。 5章からなる川柳句集を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 初対面雷鳴響き恋始む 想い人いる幸せや夏の雲 思い詰めれば恋は重たくなるばかり
小説 『「本当の自分」殺人事件[注目連載ピックアップ]』 【第10回】 水木 三甫 ホテルの入口、ためらいは一瞬で、後はただ身を任せていれば良かった。夫と同じことをしているだけだ。 【前回の記事を読む】硬直する体に構わず、若い桃のような頬に唇を当てる。首筋からさらに下へ、新鮮な匂い。しがみついていた彼女の腕の力は抜け…光彦から急な出張が入って帰れないという連絡が入った。淳美は光彦があかねと会うことを確信した。光彦のために自分は尽くしてきたつもりだ。それを裏切ったのは光彦だ。あかねの存在も淳美にとっては大きなストレスになっていた。いつもあかねに操られている自分にうんざりしてい…
小説 『東京都知事選 8人の泡沫候補』 【第3回】 カツオシD Youtubeで討論したら違法?…意外と知らない「公職選挙法」の落とし穴 【前回の記事を読む】「あんた結婚するんだって?」「エッ、知らんけど」「あ、ゴメン。これ他の人とだったわ」ついこの間別れたばっかりの彼女が…「選挙ってどこの? 町会長なんてご近所付き合いもないから無理やし、もう37 歳で学校に通っているわけでもないから生徒会に立候補もできませんよ」「いやいや、そういうのじゃなくて、今度ある都知事選挙! どんなことをしても絶対当選はできないけれど、立候補するだけであ…