俳句・短歌 短歌 自由律 2021.02.20 句集「愛のままで咲く」より三句 愛のままで咲く 【第30回】 馬場 美那子 “こぼれる愛 からめた指の すき間から” 十七音に込められた、愛と感謝の川柳句集 母へ、恋しい君へ、愛犬へ、かけがえのない日常へ。やさしく、時に激しい愛の詩。 5章からなる川柳句集を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 初対面雷鳴響き恋始む 想い人いる幸せや夏の雲 思い詰めれば恋は重たくなるばかり 第四章 多情仏心
小説 『娘からの相続および愛人と息子の相続の結末[人気連載ピックアップ]』 【第10回】 川井 れもん 娘の葬儀代は1円も払わない、と宣言する元夫。それに加え、娘が生前に一生懸命貯めた命のお金を相続させろと言ってきて... 次の日から雄二と2人で、市役所に提出する書類の整理や墓に納骨をするなど、予想以上にやらなければいけない事が多かった。そのためここ数日、私は身体に激しい痛みを感じて我慢できなくなっては休憩して、回復してから行動しての繰り返しだった。それでも、なんとかやらなければならない事をすべて終了させて、やっと直美の遺産相続の手続きをする事になった。この手続きは最初から姉に依頼しており、直美名義の口座がある銀行…
小説 『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[2024年話題作ピックアップ]』 【第3回】 武 さき 不倫した夫への最後の手紙。「私も新しい恋があるかもしれません。少しワクワクしています。」 なんと目が覚めたのが八時だった。ゆっくり起きて朝食の準備、好きな目玉焼きとウインナーソーセージ、サラダ、いつもの食事。洗濯機を回しながら、コーヒーを飲む。これからの流れを書きながらため息が出る。離婚って簡単だ。仕事も順調だし後八年と二か月頑張ろう。明日から仕事だ。いつものように出勤。「おはようございます。一週間お休みありがとうございました。私ごとですがこの度、離婚をすることになりました。仕事は引…