着物の衰退の原因を探っていくうちに、私が活性化しなくてはならない思いに火が付き、燃え上がりました。
着物は流行りの洋服と違う。
資本主義のお金儲けだけにしてはならない。
代々続く『持続可能文化』に私が立ち上がろう。
そして、その恋のスイッチから7年後に、着物の活性化を目的とした一般社団法人『Tradition JAPAN』を立ち上げました。
『着物』について調べるたびに新たな発見があり、ますますのめり込んでいきました。
茶道や華道、書道など、『道』が付くものと着物には深い関係があり、歴史や伝統文化、職人の技が着物には存在し、結んだ帯を『太鼓』と呼ぶのも、先祖を思う心からではないかと思っているのです。
着物の衰退は、日本の魂を損失することと同じではないか!
それは、好きになった人を失ってしまうことと同じ危機。
そんな危機感に、恋のスイッチはますます本気になるのです。