第2章 人類滅亡のリスクと回避
2 自然災害
2.宇宙人の襲来
地球上では、人類は人種・民族、宗教の違いや国々に分かれて争っていますが、地球外生命体として太陽系外の宇宙人が存在し、地球(人類)を攻撃してきた場合、人類は一つになり団結して宇宙人と戦うであろう、というようなことが考えられることがあります。
このことについて考えてみます。
宇宙人は生命体であってみれば、自然災害ではなく人為災害に類別するべきかもしれませんが、人為災害は人類自らによる災害に限ることにし、宇宙人は宇宙という自然から来た自然災害として扱うことにします。
さて、宇宙人が我々人類を攻撃してくるようなことがあるでしょうか?
筆者は、宇宙人が存在しても、そのような事はまずありえないと考えています。遠い宇宙空間を超えて地球迄やってくることのできる宇宙人の科学力は我々人類のレベルを途方もなく上回っていることになりますから、人類が一つに団結しようがしまいが、宇宙人にその意志があれば、人類は戦う機会など与えられることなく瞬時に殲滅されることになります。
科学力が違いすぎれば、宇宙戦争になどなりません。勝負にならないのです。