俳句・短歌 短歌 自由律 2020.11.28 句集「曼珠沙華」より三句 句集 曼珠沙華 【第18回】 中津 篤明 「冬花火 亡び 行くもの 美しく」 儚く妖しくきらめく生と死、その刹那を自由律で詠う。 みずみずしさと退廃をあわせ持つ、自由律で生み出される188句。 86歳の著者が人生の集大成として編んだ渾身の俳句集を連載でお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 遍歴の まなこも すずし 桜魚 骨盤に 金魚 泳がせ ハイヒール 藤暗し 少女 ふさふさ 尾を垂るる
小説 『東京フェイクLove♡』 【第3回】 川田 レイ 「今度一緒に行きませんか?」施術後、ハイスぺイケメンセラピストからデートの誘い。こんな超年上の私を…? 【前回の記事を読む】下着を脱ぐことは考えてなかった…身体を重ねるような体位もあり、まるで恋人から受ける親密な密着マッサージだった。「パラダイスアロマの仕事が、本業なんですか?」「いいえ、大学院を卒業したばかりで、4月から都内の外資系IT企業にITエンジニアとして、就職する予定です」「はあ、凄い。大学院卒業の理系でITエンジニアさんになるんだ……」「はい。でもここも副業として、当分勤める予定ですの…
小説 『今は令和と申すのか』 【第8回】 おおいわ 美紅 「あの夜と朝、私の布団の中で感じた気配はあなた様だったのですか?」ドキドキしながら聞いてみると、信長様は… 【前回の記事を読む】「その朝の寝息ってさあ、夜這いじゃないの?」彼は何を言いたかったのだろう。ずっと、ずーっと、と言ったその先。夜空には、北斗七星といわれる星が存在している。割と簡単に見つけられる星座のひとつではないだろうか。それに呼応するかのように、地球にも存在しているらしい。パワースポットとも、エネルギースポットともいわれる七つの秘密の場所である。ミステリーなイメージが湧くけれど、ホントのと…