韓国人の思考体系は、実体や人格神を別に設定しない「総体的自然主義」であるため、他の宗教も大きな抵抗なく受け入れることができた。1600年前から仏教思想を受け入れ、200年前にはキリスト教思想も受け入れて、共に調和して生きている。
2500年前に老子は、「世界は何一つ不足なく、すでに完成されており、真理は簡潔である」と『道徳経』で語った。2500年前の第1次精神革命以来、東アジアの思考体系は簡潔で落ち着いていた。
インドの観念論や西洋の論理学のように、さまざまな主張や反論、弁論が騒がしい言葉の戦いのように複雑ではなかった。そのため、インド・ヨーロッパ語族は「分析的で論理的である」という評価もある。
21世紀の韓国の「達観思想」は
偏った「科学的自然主義」を超えて、「生命中心、人生中心の総体的な思考」をしようとするものである。生命とは、生きている有機体である「宇宙自然」全体を指す。生命・人生・宇宙自然全体は、分けることができない、すでに完成された一つのシステムである。
システムは「天命(天の定め、必然)」である。自然の法則も「天(=天命)」である。人間が生まれる前からすでに定まっているシステムであり、人間の力ではどうすることもできない「必然」である。
生命のシステムを理解して認める生き方こそ、賢い人生である。システムの中で、「超連結」、「超融合」された全体と個別の間で、無限の生成と変化の創発性が起こり、「ホロン(全体と部分が共存する存在)」の現象があふれている。
原子が融合して分子となり、分子が結合して物質となり、物質が集まって器官や組織となり、有機体(システム)を成す。さらに、有機体が集まって生態系を形成する。全体の生態系の情報とエネルギーは、それぞれの生命体一つ一つと絡み合い、重なり合っている。
絡み合い、重なり合っている「全体性」と「個別性」の間の無限のスペクトルの中で、一人の人間は、自由に泳ぎながら探求し、無限の選択の自由を楽しみながら、退屈することなく調和的に「生・老・病・死」の人生を生き抜くことができる。
宇宙自然の舞台は「空間(そら)」であり、もともと閉じておらず、開かれている。繋がっている。だから「超連結」、「超融合」なのである。
K-達観思想は、「総体的自然主義思想」である。
次回更新は11月11日(水)、20時の予定です。
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