【前回記事を読む】1週間の日記であり、子どもたちへの生前遺言でもあった院長コラム…17年以上書き続けていたところ、思わぬ連絡が届き……
「波乱万丈の人生」の始めに
なぜ、今この本を書くのか
出版話と卒業式のハプニングが突如としてリンクした。予備知識のない四十も年齢の離れた高校生に強い印象を残せたのだから、本を出せばたくさんの人の心に僕の生き様が届くかもしれない。
自我の強さ故に思うように行かなかった人生は、たくさんの人達との出会いと思いがけない出来事の連続。「自身の人生を記憶としてではなく記録として遺しておきたい」という感情が芽生えた。チャンスなのかピンチなのか全ては自分次第、今回の出版プロジェクトに乗ってみることを決意した。
これからの話は僕の話だ。市井に生きる等身大の男性の物語。長男にもかかわらず家督を継げなかった男の逸話。紆余曲折、試行錯誤、波乱万丈で辛く苦しい出来事ばかりが思い出されるサクセスストーリーとは程遠いリアルなヒストリー。医業と介護事業を展開する医療法人理事長のビジネス本でもなければ、啓発本や指南書でもない。
「Why」を常に自身に問い続けてきた男の話は、ある種哲学書かもしれない。どこにでも居そうな僕の話は、「あなた」の話かもしれない。僕の人生のエピソードに「あなた」を重ね合わせてみてほしい。あわよくば、「あなた」の人生のヒントに幾分かでもなれば幸甚だ。取るに足らないつまらない男でも生きた意味があるというものだ。
さあ、これから僕の人生にしばらくお付き合いを!