トモロボの冗句とも本音ともつかない執拗な言葉には全く触れもせず、役人が言った。

「例えば、外付けの気遣いパーツ、なんてものがかつてありまして。まだ在庫があるかもしれません。それを使ってみるという手もありますです」

「あっ、それ知ってる」

トモロボが目を見張って大声で反応した。

「いい噂は聞かないな。暴走しやすくって、気遣いだか腹の探り合いだか訳分からなくなった奴がいたって。しまいにそいつは、なんだほら、ほ、ほ、ほ、ほら、ホラ吹くって」

「ホラじゃありません。火です」

役人が呆れた顔で断じ、その様子に今度はトモロウが目を剥いた。

「危ないなそりゃ、おい。そりゃ余計に駄目じゃろ、お役人さん。ホラの方がまだましだ。そんな解決策の提示しかできんのかね。少し理念というか、考えが足らんのと違いますか。お役人というのは、ホント考え方が浅薄でコチコチで」

「はっ、確かに火を噴いては困りますです」

役人は開いていた両足を閉じ、気をつけの姿勢をとった。

 

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