人は、出来事そのものに反応しているようでいて、実は、その出来事をどう受け取ったかに反応しています。
同じ言葉でも、受け取り方が違えば、感情は変わります。
感情が変われば、行動も変わります。
たとえば、部下が黙っている場面を考えてみます。
ある上司は、「考えているのだろう」と受け取ります。すると、少し待つことができます。
別の上司は、「分かっていないのではないか」と受け取ります。すると、すぐに説明を追加したくなります。
さらに別の上司は、「やる気がないのではないか」と受け取ります。すると、苛立ちが立ち上がるかもしれません。
出来事は同じです。部下が黙っている。しかし、その沈黙にどんな意味を与えたかによって、感情は変わります。
そして、次の言葉も変わります。
「少し考える時間を取ろうか」になるのか。
「分かっているのか」になるのか。
「なぜ黙っているのだ」になるのか。
この違いは、知識だけでは説明できません。その瞬間に立ち上がった解釈が、感情をつくり、行動を動かしているのです。
だから、「怒らないようにしよう」と決めても、相手の言葉を「軽く見られた」と解釈していれば、怒りは立ち上がります。
次回更新は11月10日(火)、20時の予定です。
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