そーねぇ、今にして思えば、サイト利用初心者の女性らしく、いわゆるメンズとの「恋愛ごっこ」を求めていたのかも知れないわね。

だって、ほら、「婚外恋愛」という大義名分さえあれば、夫以外とのメンズとセックスすることに対して、その分、背徳感も薄れる感じがするじゃないの! そ、夫自身に対する罪悪感よりかは、「女だてらに性欲強くて、夫では物足りずに、夫以外の男とセックスをする」という罪悪感に対してね。

もっとも、あたしの場合は、そこに夫がEDだという免罪符があったから、サイトで出会ったメンズにそれさえ使えば、「こんなサイトを利用するのも無理ないよ~!」なーんて、たちまちに同情されてチヤホヤして貰えたけど。ま、それでも、夫がEDであることをカミングアウトするまでに、ちょーっとした葛藤があったけどね。

そ、今でこそあたしは自分が性欲が強いって素直に認めているけど、そこに至るまでは実に紆余曲折あって、まさか自分がホントにそーだとはなかなか認めたくなかったわ。性欲が強い女って、不倫で夫を裏切るよりも、もっと下品で恥ずかしく救いよーがないと、ずーっと思い込んでいたから。

今にして思えば、これもまた女に対する重圧の1つよね。「女たるもの、性欲は男より弱くあるべし、身持ちをちゃんとしておくべし」って。

あたしのボディメイクのためのパーソナル・トレーナー兼、あたしがメンタル面でも色々と相談に乗って貰っている、メンターの、通称・教祖様にはあたしの夫がEDであることはもとより、あたしが出会い系サイトを利用することになった経緯(いきさつ)まで既に話してあったのね。そんな教祖様にあたしはハッキリと言われてしまったの。

「風が吹いただけでも小陰唇がざわざわとして、Pを咥えたがっているのは、まさに性欲が強い証拠ですよ。でも、僕は女性が性欲が強いということは、自然な体の反応であって、別に恥ずかしいことだとも、異常なことだとも思いません」

でもね!! そー言われても、自分が性欲が強いだなんて、やっぱりまだ信じられなかったけどね。だって、せいぜい更年期障害で一時的に性欲が亢進しているのだろー、ぐらいにしか思っていなかったのよ。

でも夫では決して解消できない性欲を、常に感じていたのも事実だから、サイト利用当初は、あたしも人並みに誰か望ましい相手1人と、いわゆる「婚外恋愛」を穏やかにできればいいぐらいにしか思っていなかったの。それで性欲の問題も全て解決すると思ってた。

出会い系サイトデビューして間もないあたしのプロフには、実にたくさんのメンズからのメールが届いたわ。そんな中、前後して一番先に長文の丁寧なメールを送ってきた2人のメンズと舞い上がったままのあたしは、やり取りを開始することにしたの。