【前回の記事を読む】【先行配信】「このまま女としての人生を終わらせたくない!」約20年、過去・現在の夫に操を立てて女盛りを無為に過ごしてきたあたし
第2章 誕生! 人妻キデ
自然なこと
今でこそ、その片鱗は見えないって言われそうだけど、こー見えても、かつてはあたし、「一穴主義」ならぬ、「一本主義」だったのよ。どんなに夫や彼氏に不満があったとしても、ちゃーんとお別れするまで、けじめをつけるまでは、いくら誘われても、他の男と単なる食事にさえも出かけない、そんな堅物の、一本気なところがあったの。
だから、怒りに任せて衝動的にとは言え、どの出会い系サイトに登録するか、検索しているだけで物凄い背徳感を感じずにはいられなかったわね。
あたしを拒絶した夫は、まさか自分の妻がサイトで男を物色しよーとしているとは、夢にも思わずに、背を向けてのほほんと平和にTVを観ていたわ。
その背中を、夫への憎たらしさと罪悪感がないまぜになった、何とも言えない気持ちで横目に見ていたものよ。
でもね!! 同時にもう引き返せないとも思ったの。やはり知らず知らずのうちに自分にムリを強いていて、それを断ち切るにはちょーどいい潮時だったのよ。
どこのサイトがいいのかまーったく知識なんてなかったけど、直感的に目に飛び込んできた、サイトWにしたの。不慣れな感じでドキドキしながら登録を済ませて、自分のプロフを開設したのよ。
それから1時間も経たずに、あたしのプロフに「いいね」とか「タイプ」とかのリアクションが地元の県だけじゃなくて、実に近県数県のメンズからもあって、その数、ゆうに100件は軽く超えていたから驚いてしまったわ。
ホント、初めは何かの間違いだと思ったの! だって、あたしはアラフィフのおばさんだったしね! ほら、世間では女子は若ければ若いほどいいって風潮じゃない?
でもね!! 彼らはちゃんとあたしのプロフの年齢を見た上での行動なのだと分かった時は、「こんなあたしだってまだまだ市場価値はある、需要はあるんだ!」って、すっかり舞い上がってしまっていたわね。
これもまた後で詳しくたーっぷりと話すつもりでいるけど、今でこそ、やれ、あたしは、「勃起P至上主義、原理主義者」だから、逢瀬するメンズは20~30代のメンズに限る……とか色々事細かに条件を挙げているけど、その当時、あたしはまだサイト利用を始めて数日だったから、自分が一体何を求めているのか、まだハッキリとは分からずにいたの。
衝動的にサイト登録をしたのがまさにきっかけだったし。性的に満たされない、もやもやとしたものをずーっと抱えてはいたけど、だからと言って、余り素性を知らぬ男といきなり事に及ぶのには物凄く抵抗がある! でも、やっぱり、女として飢えているのも事実だから、まずは独身だった頃のよーに、女としてチヤホヤされてみたい!