【前回記事を読む】朝起きられず「疲れた、だるい」ばかりの息子。夜のゲームには夢中になれるくせに──それ、怠惰ではなく“症状”かもしれません。
第一章 副腎疲労とは何か
副腎疲労でこんなにいろいろな症状が……
より症状が進むと、寝起きが悪くなり、朝11時くらいまで目が覚めません。カーテンを開けて太陽の光が当たるようにしても、体全体を揺すっても起きられないのです(場合によっては昼の1時くらいまで寝ています)。起き上がろうとすると立ちくらみが起こり、気が遠くなったり、フラフラしたりします。
また、起きた時から強い頭痛や吐き気、胃の痛みを感じることがあります。吐き気のために胃が食べ物を受け付けず、食べるものが次第に偏ってきます。消化しやすいパンや麺類、甘いお菓子などの割合が増え、肉や魚、卵などのタンパク質のおかずが減ってきます。
この悪循環により、胃腸の働きもどんどん弱くなるため、便秘や下痢を起こしやすくなります。女の子は、生理に関係する症状がより強くなります。下腹部の痛み、むくみ、不機嫌になりやすい、怒りっぽくなりやすい、情緒不安定、頭痛、だるさなどの症状が悪化してきます。
女性ホルモンのアンバランスも起き、生理の出血量が多過ぎたり少なくなったり、生理不順や生理が止まったりしてしまうこともあります。
また、ちょくちょく何か食べていないと元気が出なくなったり、気分が変わりやすくなったりします。食事を取りそびれたり抜いたりすると、気分が悪くなります。コルチゾール(ストレス対応ホルモン)の相対的な不足のため、低血糖を起こしやすいからです。
疲労感が強くなり、お風呂に入るのも面倒になったり、入るにしてもお湯に浸かると疲れるので、シャワーだけで済ませたりします。夜、疲れていて早く眠ろうとするけれど、目が冴えてしまって眠れなくなります。そして、眠りに入っても眠りが浅く、長くは眠れず、途中で目が覚めてしまうこともあります。
また、塩分の多い食べ物を好むようにもなります。ポテトチップを食べる頻度が増えたり、甘い食べ物(お菓子、ケーキ、菓子パン、ドーナツ、ドライフルーツ、デザート)が無性に欲しくなったりすることもよくあります。体を動かすために、コーヒーやカフェインが入った飲み物を多く飲むようになることもあります。
風邪を引きやすくなったり、アレルギー症状(花粉症、湿疹、アトピー性皮膚炎、喘息)を起こしやすくなったりもします。
強いプレッシャーやストレスを受けた後は、たいてい横になるなどの休養が必要になります。緊張する場面ではないのに、勝手に気持ちが緊張してしまったり、理由なく不安になったりすることが多くなります。気持ちに余裕が持てないためにケアレスミスも多くなります。
また、風邪などの感染症にかかった場合、発症後にさらに悪化し、全く動けなくなってしまうこともあります。