伝統的な塗料:色と保護の基本機能

私達はJISの厳密な定義に当てはまらないものも含めて塗料と呼ぶことがあります。ここからは、さまざまな塗料の特徴から、JISの規格にとらわれず塗料を定義していきたいと思います。

最も古くから使われてきた塗料は、「色を付けること」と「物を腐らせない、濡れないように守ること」を目的としていました。これが塗料の原点です。

代表例
・漆、柿渋(木材の防腐・防水と美しい色ツヤ)
・ベンガラ、土壁(建物の装飾と保護)
・油絵具、アクリル絵の具(芸術作品の色彩表現)
・古代壁画の顔料(神殿や墳墓の装飾)
・ネイルポリッシュ(爪の色付けと保護)
・藍染めなどの染料(布や革の色付け)

これらに共通するのは、「塗ることで見た目が変わる」「塗ることで物が長持ちする」という、人類が何千年も前から求めてきたシンプルな機能です。

 

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