【前回の記事を読む】水筒に何を入れているのか聞いただけだった…酒ではなく、膝や腰を気にする人たちが作った“特製ドリンク”の正体は……

第1章 人生後になるほど面白く

3.あれこれ心配しない

心配なんかしても意味がない。「寝てまで心配する愚か者」もいる。心配しているあなたの存在など誰も気にしていないのに「心配のし損」だけである。

その心配は数か月後には笑い話にもならない程度であることが多い。人の世の中だから心配も次々にやって来るが、あまりに次々とやって来るので高齢者の脳はすぐに疲れてしまい1つの心配事を考え続けられない。

時たま思い出したかのように現れるがすぐに忘れてしまう。元々どうでもいいことだし、自分では解決出来ないような心配事なのであるから心配しても仕方がないことなのです。

どうでもいい心配事は色々ありますね。

趣味のこと、友達のこと、孫のこと、病気のこと、リハビリや医者のこと、晩ご飯の心配から庭の草の心配、醤油が切れそうだ石鹸買うの忘れた、裏口の鍵かけたか。中にはテレビを見ていて隣の国のミサイルが飛んでくるかもや、ひいきの野球チームがまた負けた、回覧板を回すの忘れたので隣の人が怒っているのではないか、などと心配は尽きないものです。

老化した脳は心配事を消化し切れないと夜に目を覚ます。昼間に昼寝をするから寝付きが悪いのも原因の1つですが、そんな時にどうでもいい心配事が現れてくる。

残念ながら楽しいことは現れてこなく、必ず心配事だけが現れてくる。

「寝なくては寝なくては」と思うと余計に眠れない。「ヒツジが1匹ヒツジが2匹……」思えば思うほど寝れない。その内に腹が立ってきてなおさら眠れない。

こんな時「愚か者愚か者愚か者……」と唱えると意外と寝ることが出来る。

脳はこの心配事は明日考えればいいことなんだと明日に送り込んでくれます。

すると脳は安心して眠りに就けるのです。1度試してみてくださいね。

あなたの心配事は今何でしょうか? 紙に書き出してみてみよう。

あなたにはどうすることも出来ないことが半分か?

やればすぐに終わるのにグズグズと放置しているものが半分ではないのでしょうか。やってしまえば半分の心配事はなくなるのですから、さっさと片付けてしまいましょう。

自分では片付けることの出来ない心配なことは心配するのをやめてしまうことです。

心配事の場所に行かない、心配の元になっている人とは付き合わない、離れられない人なら心配の元を済ましてしまうか、知らない振りで通り過ぎる。

最後は面倒なことから逃げてしまうことです。どうにもならないことにこだわっているからいけないのであって、不登校の子供ではありませんから逃げてしまうのが一番です。

周りからは「あのジジイ忘れてしまいやがって」と思われるだけです。

人生の最後に思い悩んでウツ病になんかにかかるのはご免である。

ウツ病よりもボケの方がまだましである。家族や身内の心配事は逃げることが出来ず厄介ですね。

しかし、よく考えてみればあなたは先に去っていく人、心配の種になっているのは後に残る人、困るのはあなたではなく後に残る人です。後に残る方はほとんど心配していないのに、先に逝く方が心配する必要はありません。

残される人はあなたが居なくなってからも意外と安楽に元気に暮らしているものです。若い独身の時は、1人では食えないが結婚して2人になれば食っていけるものだといわれますが、年を取ると反対に、2人では苦しいが1人になると好きなようにやっていけるものです。

あなたがどうしても片付けなければならないことなど、もはやほとんどありません。

あなたの誤解から、私がやらねばと思い込んでいるだけなのです。