【前回の記事を読む】3×3の表を広げ、中心の1マスに目標を書くだけで、人生計画が広がっていくと話題に。あのプロ野球選手も実践した思考法の正体とは
第一章 人生計画入門
大谷翔平選手の人生計画
さて、ツールとしてのマンダラチャートはどうか。自分で作ってみると、「要素」やら「行動」が、なぜ8つという決まった数なのか。多くの場合、数を合わせるために無理に追加したようなあまり重要でないものもある気がしている。
欠点とその改良策を論じている「SAMURAIENGINEER Biz」といういいサイト*1がある。そこで指摘されているのは、
・行動計画が細かくなりすぎる
・PDCAを回す上で柔軟性に欠ける
・期限や数値などの目標設定が難しい
・ゴールが的確でないとすべての目標が逸れてしまう
・埋めることが目的になってしまう
なお、ここで、PDCAというのは、P(Plan:計画)・D(Do:実践)・C(Check:確認)・ A(Act:改善)のことである。
マンダラチャートについては、私自身も、「要素」を8つも考えるのに苦労することが多かったし、その重要度の差が評価されない点に不満を感じた。したがって、9×9の表のうち、7番目・8番目などの要素は、四角を埋めるために無理に考え出すことがあった。
マンダラチャートのように決まった形の表に書き込んでいくのではなく、中心から自由に書き広げていく方法もある。欧米でよく使われているマインドマップというのを紹介しておこう。
マインドマップ
マインドマップを発明したのは、イギリスの著述家であり教育者であるトニー・ブザンである。マインドマップという言葉は、ブザン・オーガナイゼーション・リミテッド社の商標。日本語の入門書は、
◆トニー・ブザン(著)、近田美季子(訳)『マインドマップ超入門』ディスカヴァー・トゥエンティワン 2008
◆トニー・ブザン(著)、近田美季子(監修)、石原薫(訳)『マインドマップ最強の教科書』小学館集英社プロダクション 2018
まず、中心にテーマやアイデアを配置。そこからブランチ(枝)として、放射状に関連する概念をフリーハンドで書き広げる。それぞれのブランチにキーワードやイメージを追加。
さらに派生する情報やアイデアをサブブランチ(小枝)として追加する。情報を整理するために色やイメージを効果的に使用している。
12のルールとして挙がっているのは、 ①無地の用紙を使う ②ブランチは曲線で ③用紙は横長で使う ④強調する ⑤用紙の中心から描く ⑥関連づける ⑦テーマはイメージで描く⑧独自のスタイルで ⑨1ブランチ=1ワード ⑩創造的に ⑪ワードは単語で書く ⑫楽しむ
なお、マインドマップの具体的な作り方については、「マインドマップの学校*2というサイトが大変参考になるので、挙げておく。