【前回記事を読む】「社長」はたくさんいるが、「経営者」と呼ばれる人物は少ない。なぜなら、社長はただの役職者であり…

第1章 経営の究極の目的は「組織の永久安定と継続発展」

1 「牛のよだれ」と「スコピオン(さそり)経営」

その点、さそりは岩間にひそんで、一滴の雨水でも生きながらえることができます。

ただ、小動物だけに、大動物に踏みつけられればひとたまりもありませんがね……。

しかし、彼は唯一つ、恐竜やマンモスをも倒し、自分を守る〝猛毒〟を持っているのです。これが永年生存し続けた理由ではないかといわれています。

これがいわゆるナンバーワンではなくオンリーワンで生きながらえた理由だと思います。私はオンリーワン企業を目指し、他社との差別化を図ってきました。

小企業ながら、大企業に劣らぬ永続できる「小企業ならでは」「小企業だから」「小企業だけに」というものを持たねばならないと考えたからです。(表現は悪いですが〝さそり〟と同じように自分が、永年、生きながらえるために身を守る猛毒を持つことでね)

その意味では、会社は「スコピオン=さそり」、経営は「牛のよだれ」方式が理想的と思うのですが、いかがでしょうか。

2 楽しくなければ仕事じゃない

事業をしていれば〝敵〟と思われるものはたくさんあります。

親会社から始まり、競合する同業者から、果ては不景気と呼ばれる経済環境に至るまで。

でもこれらを敵と思わず味方と考えれば、これ程強い企業はないのです。

いかにこれらのものと「共存、共生」していくかという術(すべ)を身につければよいのです。