俳句・短歌 短歌 自由律 2020.10.10 句集「曼珠沙華」より三句 句集 曼珠沙華 【第11回】 中津 篤明 「冬花火 亡び 行くもの 美しく」 儚く妖しくきらめく生と死、その刹那を自由律で詠う。 みずみずしさと退廃をあわせ持つ、自由律で生み出される188句。 86歳の著者が人生の集大成として編んだ渾身の俳句集を連載でお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 新緑に わが 帆船の 骨組まる 肺葉 それは 哀しみという 名の帆船 新緑と いう 帆船や 神隠し
エッセイ 『犬のバトン』 【第10回】 竹本 祐子 散歩中、愛犬が突然動かなくなった。必死の顔で私を見てくる…なぜ?とりあえず抱き上げて体を見てみると、理由が分かった。 【前回記事を読む】台所からプラスチックが燃えたような異臭が…父を問いただすと、得意げに「魚を焼いたんだ」と。見ると青くてドロッとした物体が…酒蔵(さかぐら)らしく、小さな樽で犬小屋を作ってもらう。仕事の間は日向に置かれた犬小屋に繋がれて、のんびり眠っている醸(ジョウ)。仕事が終わると、私の車に乗って家に帰る。家に帰ると、日課のごとく家じゅうを駆け巡り、何か噛むものを見つける。段ボールなど見つけよ…
小説 『不可解な恋[人気連載ピックアップ]』 【第2回】 夜久 珠姫 「体の相性バッチリで~」不倫中の同僚の話を聞きたくなくてトイレへ…席に戻ると「あ、!?」心臓バグバグの展開に… 【前回の記事を読む】同僚が店長と不倫している。「内緒ね」と酔った勢いで打ち明けられた…最近、その店長が私にねっとりした視線を送ってくるように…ランチタイムのセールは、二十%OFFというもので、十二時から十三時までの一時間限定セールだ。私と真由は、その時間を『魔の一時間』と呼んでいる。それはかなり忙しくて、パニックになりそうになるからだ。でも、店長の長澤さんが必ずいるので、上手くさばいてくれる。頼…