その日の放課後、いつものメンバーと駅のそばにあるファーストフード店で話をしていた。

店内にはポテトや肉の焼ける匂いが充満し、それを目当てにやってきた学校帰りの生徒で賑わっている。

「久しぶりだよな、四人で集まるの。二カ月ぶりくらい? 前回は海斗がいなくて、その前は俺がいなくて……」

光輝がポテトを口に放り込む。

「週に二、三日はバイト入れてるもんな」

バイトのしんどさを顔に滲ませながら、海斗はジュースを啜る。

「みんな頑張ってるし、春休みにどっか遊びに行こうよ」

「いいね! 私、横浜行きたい」

莉央の提案に私は即賛同した。

「横浜なら中華街で食べ歩きだな」

「えー、赤レンガの方が良くない?」

「俺は美味いもんが食えればどこでもいいぜ」

「遊園地か水族館もありじゃない?」

自分の提案に、他の三人が言いたい放題意見するのを黙って聞いていた莉央が、具体的にタイムスケジュールを組んで、グループLINEに流すことで話がまとまった。

春休みの計画について話が一区切りつくと、私は控え目に話を切り出す。

「あのさ、話し変わるんだけど、ちょっと聞いて欲しい話があって……」

打ち明けることに迷いはあったが、このまま胸の内に留めて置きたくない。

 

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