長谷川が篠原に質問した「先ほど扱っている製品の種類が多いと言っていましたが、全部で何種類ぐらいですか」

「市場開拓段階の製品を加えると15種類ほどです」

「各製品がそれぞれ業界が少しずつ異なるとなると、市場分析等の報告書作成も大変ですね」

「理解していただいてありがとうございます」と篠原は長谷川に向かって謝意を述べた。

「それでは最後になりましたが、前澤さんお願いします」

「食品機器部はこの事業部の中では比較的新しくて、私が今のポジションになったのも4年前です。

大きく分けて3つの柱があります。

先ず1つ目が非接触の印字機で飲料関係の顧客がメインで、次いで一般の食品パッケージ用です。

第2の柱が赤外線の実入り検査機であらゆる飲料の缶やビン詰めに使用されます。

3つ目がエックス線異物検査機で食品業界全般に広く使用されます。

これら以外にも市場開拓中の何種類かの消耗品があり、これまでのところ、良い反応をいただいています。

お陰様で、3本柱の製品は毎年倍々ゲームの成長があり、顧客満足度の面からも営業技術部員の教育が急務となっています。

現在3本柱の製品は英国やアメリカからの輸入に頼っていますが、先行き、国産化を目論んで下調べの段階です。以上です」

「前澤さん、ありがとう。倍々ゲームとは心強いですね。入社の際、支社長のシモンさんから食品機器部の業績が会社全体にとっても大きな存在になっていることを伺っています。

国産化の話が出ましたが、具体的には海外メーカーとの技術提携による製造で、当社は工場を持っていないから協力工場を探すことになりますね」

 

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